技術資料
れんが施工上の注意
・当Web上やカタログに掲載の色調は実物と若干異なる場合がありますので現物見本でご確認ください。
・商品は焼き物特有の色幅があります。また寸法にも多少のバラツキがあります。
・白華現象は、現場環境や気象条件によって発生する場合があります。
・床用れんがは目地が落ち着くまで部分的に動く場合がありますが(砂目地)すぐに安定します。
・金属類で叩くと割れる場合があります。
・造園工事の場合は必ずシート養生してください。黒土、モルタル等で万一汚した時は速やかに清水、又は希釈塩酸で洗い流して下さい。
白華現象と除去について
白華とは、水に溶けたアルカリ成分が乾いてレンガ表面に結晶として残り、構造物の美観を著しく害する現象を言います。白華の成分は、主としてセメント成分であるクリンカー石膏やアルカリが水と反応して出来る可溶性のアルカリ塩やカルシウムの炭酸塩が主成分となっています。
1.可溶性のアルカリ塩の白華は、ブラシなどで表面を こすり、水洗をすることで除去します。
2.炭酸カルシウム・硫酸カルシウムなどは、出来るだ け表面をぬらし、希釈した塩酸などで分解させて水洗して除去します。
※コケ、雑菌などが破損部又は目地から発生した場合には、高温高圧洗浄機での洗浄をおすすめします。
凍害について
特に気温差の大きい寒冷地で施工されたレンガにおいてレンガ内部の空隙に浸透した水が凍結し、体積膨張の圧力により破壊される現象です。この現象を緩和するには吸水率の低い煉瓦を使用するとともに水の通りをよくする溝又は孔を空け溜めないようにする。又施工後に浸透型防水材「ヒゴガード」を塗布することをおすすめ致します。